2010年 01月 09日
ごはんのことばかり100話とちょっと |
このブログを見ていただいた方は、ご存知だと思いますが、私は相当の食いしん坊です(笑)
そして、主婦になってからは、自分で料理をするようになったので、1日の殆どを食べることについて考えてるといっても過言ではありません。
ばななさんの作品やエッセイには、おいしそうなものがたくさん出てきます。
それにつられて読んでるのかも(笑)
そんなばななさんが「食」のことについて書いたエッセイがこの本。
たくさんのお店で、たくさんの国で、たくさんの国の人が作る料理を食べているばななさんが食べたごはんは、私が食べたことのないようなものが多くて、その味を想像するだけでお腹が空いてきそう!
もちろん、その味についてのお話から、お店で体験した心温まることや心が冷えてしまうようなエピソードもたくさん書かれていて、考えさせられることも多かったです。
そして、家族との食事のことも多く書かれていて、ごはんの話なのに、ブワッと涙が出てくる場面が何度もありました。
子供の時のごはんって、そのほとんどが家で食べるものですよね。
今より好き嫌いが多かった私としては、嫌いなものを食べさそうとする母との戦い(笑)から、すべてがいい思い出ではありませんが、それも含めていろんな場面が思い起こされました。
家族に食べさせるために作ったごはんは、栄養だけじゃなくていろんな思いがそこには入ってるということが、作る側に立っている今、よくわかるようになりました。
だからこそ、ばななさんの家族に対する思いを読んで、涙が出たのだろうと思います。
食いしん坊にもそうでない人にもオススメの1冊です!
by yamakun0521
| 2010-01-09 10:39
| 読書