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2010年 08月 04日
大好き「しゃばけ」シリーズの最新作です。 ゆんでとは弓手、めてとは馬手。 弓手とは左の方、馬手とは右の方という意味です。 今までのことを思い返して、あの時違う方へ進んでいたら・・・。って思うことありませんか? まさに今回はそういうお話。 江戸の火事に巻き込まれて大事な仲間を失ってしまった若旦那。 思い返して、あの時右の方じゃなくて左の方へ行っていたら、失わずにすんだのにと悔やむとこからお話ははじまります。 特に自分と思うのと違う結末になった時、そう思うことが多いですよね。 私は人生の岐路に立った時大きな選択をしなきゃならなかったことが意外とあって、今は幸せですが、あっちを選んでいたらどんな人生になっていたかな?とふと思うことがあります。 選択によっては、今私の周りを取り囲む人たちが全くいないという状況もありえたわけだから、面白いですね。 と、そんなことを思って、ちょっと切なくもなるお話でした。
2010年 07月 18日
またまた伊坂さんの新刊です。 他にも読んでる本が結構あるのですが、感想を書くのはいつも伊坂さんの作品になっちゃうなぁ。 最近、伊坂さんの作品は次々といろんな作風になってて、私にとっては「?」なものもありましたが、これ好きです!! 物語は、あること(?)をやらかした主人公はあるバスに乗せられて、どこかわからない過酷な場所に連れて行かれるのですが、それまでに恋人(なんと5人も!)たちに別れを告げに行くというもの。 結局、何をやらかしたのか(借金ぽいんですが)どこに連れて行かれるのか、詳しいことはわからないままなんですが、彼女たちとのやりとり、組織の人間である巨漢の女性のキャラクターなど、ツボがたくさんありました。 何よりその主人公、どうして5人もの女性と付き合えるかわからないような男性なんですが、読み進めるうちにその魅力に引き込まれるんですよね。 一気に読んじゃったのですが、すぐにでももう一回読みたいなぁと思える作品です。
2010年 04月 01日
大好き!伊坂さんの新作。 最近、ぞくぞくと伊坂さんの新作が読めてうれしい! 主人公の由紀夫には、なんと父親が4人もいる。すべて母親の恋人で本当の父親は誰かわからない。 この不思議な親子が巻き込まれていくさまざまな事件の物語。 この4人のお父さんがみんないい味出してていいのです。 みんなそれぞれ個性があって。 私はどちらかというと由紀夫より、そのお母さんがうらやましくて(笑) だって、あんなにいろんな個性の人と一度に結婚できて、しかも4人が4人とも、妻のことが大好きなんですよ! って、ちょっと筋がすれましたが・・・。 あとがきによると、この作品は連載してから時間がたって世に出たみたいです。 なので伊坂さんいわく自らの第一期最後の作品なんだそう。 ゴールデンスランバーが第二期のはじまりらしいです。 確かに、最近の作品は今までにない試みがされてる作品が多くて、私的にはちょっとさびしい気持ちもあるのですが、この作品は以前のような気持で読み進められたので納得です。 好きな作家さんの作風が少しずつ変化するのは、ファンにとっては寂しくもあるのですが、いつかまた以前に感じた興奮を超えてくれる作品が出るはずだ!と、やっぱり毎回新しい作品を読まずにはいられないんですよね。
2010年 01月 23日
昨年末に書店で見つけて即買いしたものの、読むのをすっかり忘れていた伊坂さんの新刊を、ようやく読みました。 帯によると、救いの物語。 知人から、息子の引きこもりを助けてほしいと頼まれた「悪魔祓い」の男と、株の誤発注の原因を追及するサラリーマンのお話。 前作の「あるキング」では、今までと違った作風で驚かされましたが、今回も、それにちょっと近いかな? 虚実が入り混じるというのは、それまでもちょこちょこあったのですが、今作はかなり頭が「?」になる場面がありました。 「猿」というのは孫悟空のことなんですが、唐突に孫悟空が出てきて、ちょっと混乱しちゃいました。 私には、その存在がすんなり理解できなかったんです。 伊坂さんの作品にはしばしば、とんでもない「悪」が登場してきて、でも有無を言わさずその悪を吹き飛ばすという痛快さと、ラストに差すほのかな「光」が好きなんです。 この物語にもそれがあるのですが、私にはちょっとすっきりしなかったなぁ。 でも、何度か読むと味わいがわかるのかも? しばらく熟成させてから、もう一度味わってみようと思います(笑)
2010年 01月 09日
このブログを見ていただいた方は、ご存知だと思いますが、私は相当の食いしん坊です(笑) そして、主婦になってからは、自分で料理をするようになったので、1日の殆どを食べることについて考えてるといっても過言ではありません。 ばななさんの作品やエッセイには、おいしそうなものがたくさん出てきます。 それにつられて読んでるのかも(笑) そんなばななさんが「食」のことについて書いたエッセイがこの本。 たくさんのお店で、たくさんの国で、たくさんの国の人が作る料理を食べているばななさんが食べたごはんは、私が食べたことのないようなものが多くて、その味を想像するだけでお腹が空いてきそう! もちろん、その味についてのお話から、お店で体験した心温まることや心が冷えてしまうようなエピソードもたくさん書かれていて、考えさせられることも多かったです。 そして、家族との食事のことも多く書かれていて、ごはんの話なのに、ブワッと涙が出てくる場面が何度もありました。 子供の時のごはんって、そのほとんどが家で食べるものですよね。 今より好き嫌いが多かった私としては、嫌いなものを食べさそうとする母との戦い(笑)から、すべてがいい思い出ではありませんが、それも含めていろんな場面が思い起こされました。 家族に食べさせるために作ったごはんは、栄養だけじゃなくていろんな思いがそこには入ってるということが、作る側に立っている今、よくわかるようになりました。 だからこそ、ばななさんの家族に対する思いを読んで、涙が出たのだろうと思います。 食いしん坊にもそうでない人にもオススメの1冊です!
2009年 11月 12日
話題から遅れること半年、ついに読みましたよ。 実は、かなり前にyurinippoさんに送ってもらっていたのです! yurinippoさんありがとうございます!! で、思ったとおりの村上ワールド炸裂でした。 途中までは、2人の主人公が巻き込まれていく騒動というか事件というか世界に、どんどん引き込まれていって、読むのをやめられなくなりました。 昨日は夫の帰りも遅かったので、午後からずーっと読んでましたよ(笑) でも、内容がものすごく濃密だからか、基本的に読むのは早い方なのですが、なかなか先に進まなくて、ちょっとイライラしちゃいました。 2人がどうなるのかが心配で心配で。 でも、最後まで読んだら切ない気持ちになって、ちょっと沈みました・・・。 すごく話題になってた時から、あらすじみたいなものを聞いたことはなかったなぁと思ってたのですが、確かに簡単にあらすじを説明できるお話じゃないんですよね。 私も、まだよくわからないところがたくさんありますし(汗) 読み終わってすぐだからかもしれませんが、やはり最後の2章が私の中では一番残ってるかな? この話の「肝」はそこではないかもしれませんが、あの2人を明るいところで引き合わせてあげたかったなというのが私の思ったことでした。 村上春樹作品の中では、結構好きな作品です。 でも、読んだ後モヤモヤして、ドーンと沈むのはいつもと一緒なんですよね(笑)
2009年 09月 08日
書店をウロウロしてたら見つけちゃいました、伊坂さんの新刊!! これだけは、いつも即買いなんですよね~。 読んでびっくり! 今までの伊坂さんのお話とは、かなり違います。 と言っても、本が出す空気はやっぱり伊坂さんなんですけどね。 野球界のキングに上り詰めるある男の一生を追う物語なんです。 サスペンス色よりもファンタジー色が濃いですね。 仙台にある球団の熱狂的ファンの夫婦が、息子を超一流の選手にするために、愛情のすべてを野球に注ぎ込んで行くのです。 その名の通り、類まれなる才能を発揮して野球の王になっていく主人公なんですが、どこか幸せそうじゃないんですよね。 嫌いじゃないけど、生まれた時から決められた運命のレールを歩かされている感じだからかな? 私のような平凡な人間からは想像もつきませんが、実際王になる人って、そういうものかもしれないですね。 とにかく、いろいろ驚かされた作品でした。
2009年 07月 02日
いまさらですが、ドラゴンボールを夫の後輩に借りて読んでます。 調べると、私が中1の時に連載が始ってるんですね。 当初は漫画も読んでましたし、アニメも見ていたのですが、スーパーサイヤ人あたりから、徐々に作品から遠ざかっていって、結局、ラストは知らないままなんです。 で、久しぶりに読みたいねって夫と話していた矢先、貸して貰える後輩が見つかって今に至ると言うわけです。 まだ完全版の3巻までしか読んでませんが、あぁこんなんだったなぁと懐かしく読み返してます。 ピッコロが出てくるあたりが一番面白かったように思います。 なんか、だんだんストーリーがドラゴンボールと関係なくなってきたあたりから、ついていけなくなったんだよな~(笑) まあ、でも最後まで読んで、20年ぶりにラストを知りたいと思ってます。
2009年 06月 09日
空中ブランコやサウスバウンドでおなじみの奥田英朗さんの最新作。 奥田さんといえば、笑の中にチクっと痛いところをついてくる、私の中ではどちらかというとポップな作品を書く作家さんというイメージがありましたが、この作品はこれまでと一味違って、骨太のサスペンスでした。 東京オリンピックが行われる昭和39年の7月からその当日までの物語です。 オリンピックを阻止するテロリストと警察の戦いを描いたものなのですが、犯人側、警察側、犯人に関わる人たちと視点と時間軸がコロコロ変わる、伊坂さん風の作風で、ついつい物語りに引き込まれました。 私が生まれる前の話ですが、それくらいの日本って今より格差のない社会だと、漠然と思っていたのですが、地域格差がものすごかったんですね。 都会ではどんどん近代化が進み、豊かな社会へと変貌を遂げてる一方、まだまだ地方では出稼ぎに出ないと生活も出来ない貧しい人たちがたくさんいたのです。 そんな社会に疑問を抱き、テロを画策する犯人。 でも、社会を変えたいのなら、もっと違う方法があったはずです。 いかなる理由があっても、暴力に訴えるのは間違ってると思う。 でも、国家を動かすというのもまた一筋縄でいく物ではないんだなぁ。 フィクションといえども、ちょっと背筋が寒くなるような感覚は、これまた伊坂さんのゴールデンスランバーやモダンタイムスを彷彿とさせるものがありました。 どこか現代にも通じるものを感じて、いろいろ考えさせられる作品でした。
2009年 05月 21日
今年は、あまり本読んでないな~。 最近、3冊まとめ買いしたので、どんどん読んでいこうと思ってます。 そして、第1弾は、「鴨川ホルモー」でおなじみの万城目学さんの最新作。 奈良、京都と来て、今回は大阪が舞台です。 大阪の地名がどんどん出てきて、大阪人の私にとっては嬉しい限りです。 頭の中にその場所を思い浮かべながら物語が進むので楽しかった! でも、前半はまだまだ謎な部分が多くて、先が読めないためになかなか読み進むのが疲れるところもありました。 物語は謎の国「大阪国」にまつわるお話。 国の税金の使途を検査する「会計検査院」の凄腕検査官、松平が部下と共に大阪へ出張し、いろいろな団体を検査しているうち、謎の団体「OJJ」に行き当たる。 そこで、松平は「大阪国」なる謎の国の存在を知ることになるのだが・・・。 もちろん、フィクションなので、作り話なんですが、もしかしたら・・・ なんて思わせる「大阪国」の正体。 大阪というちょっと変わった?土地だからこそ、もしかしたら本当の話なんじゃないかと、後半はどんどん物語りに引き込まれました。 「鴨川ホルモー」といい「プリンセストヨトミ」といい、ありえないんだけど、もしかしたら・・・という万城目マジックに、すっかりはまっています。 大阪の人は特に面白いと思いますが、もちろんそれ以外の方も一度読んでみて下さい! オススメです!! < 前のページ次のページ >
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